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2019年度NOSPT研修会報告

 令和元年9月1日(日)にNOSPT第11回研修会が開催されました。「臨床における脊椎の評価と治療〜徒手療法と運動処方の理論と実践〜」をテーマに、桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部スポーツテクノロジー学科の成田崇矢先生にご講演いただきました。参加者は80名でした。

 腰痛の85%は病理解剖学的な原因の特定が困難と言われている中で、理学療法士による機能評価・機能改善が重要であると言われています。まず痛みの原因組織を疼痛除去テストを用いて推定すること、原因へのメカニカルストレスを推定し関連する機能を評価すること、それに対する必要な治療を処方し患者自身に成功体験をしてもらうことが重要であるとのことでした。以上をもとに姿勢をみる際のポイント、動きをみる際のポイントを中心に実技を通してご教授いただきました。着目すべきポイントや評価方法、声掛けなど、成田先生のすべてに“なぜそれをするのか”があり、非常にわかりやすいご講義でした。受講者の皆さま全員が、明日からでもすぐに臨床で活用できる内容だったと思います。

 今回の研修会は成田先生をはじめ、協賛企業の皆さまのご協力があり無事に開催することができました。この場を借りて役員一同心より御礼申し上げます。また、長崎はもとより県外からご参加いただきました先生方にも御礼申し上げます。

 NOSPTは本年度も多くの勉強会・講習会を予定しています。次回は10月19日(土)に「膝関節術後のリハビリテーション」と題し山口整形外科医院の森川明典先生にお話をしていただきます。長崎医療技術専門学校にて18:00-20:00に開催予定です。非会員の方でも参加できる講習会となっております。ぜひご参加ください。



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